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ザー
沖縄県の宮古島でいう女の人の幽霊。 どこか弱弱しく、髪の毛を垂らした姿で 現われる。 生きている時に失恋した女性がザーと いう姿になって現われるという。 襲う事などはしないが、好きな人がちゃんと そばにいるにも関わらず裏切りを繰り返して いたり大切にできていない人間には ザーからの忠告がある。 それでも何も変わらない者には重い罰がある。
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ヒツギノマジムン
その名前の通り、棺のマジムン。 古い棺の板きれなどが、美しい女や牛、羊、化け物 に変化したもの。 ある話で、深夜家に帰ってくる途中、真っ白い山羊 が前を横切っていった。 そこの山羊だろうと不思議に思い、羊を追い回して ついに縛り上げた。 彼はそれをそのまま置いたまま家に帰って妻にその 話をした。 不思議な事に彼はその話を妻にし終わったと同時に すぐさま死んでしまったという。
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シバナガユウレイ
舌の長い幽霊。 沖縄県国頭地方でいう幽霊で、他にも首長、 山羊、牛、豚などの幽霊があると言われている。 舌の長さはそこまで長くはないが、ずっと舌を 長くして姿を現すため姿を見た者はやはり姿形 よりも、舌が長かった。 という印象が強く残る。 何故、舌が長いのか、首長幽霊は何故首が長いのか という謎はまだ知られていない。
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タチッチュ
名前の由来は、岳人という意味。 夕方になると山から杖をついて下りてきては 子供をさらってしまう。 子供をさらわれ、怒った村の農民達はタチッチュ が村へ下りてきた時にタチッチュに猛反撃をしよう と試みるが、とても力の強い山人で、村の若い男 でも力の差には勝てなかったと言う。 タチッチュを追い払うには夕方から夜になるまでに 子供をタチッチュの前から姿を隠しておくしか 方法はないと言う。
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タマガイ
沖縄県今帰仁地方でいう怪火。 子供が生まれる前に現われる火の玉だと言う。 様々な除厄招福の行事が集中する旧暦八月前半期は ヨーカビー(妖怪日)といって、期間中には怪しい 火を良く農民が目撃する。 そうした火もタマガイと呼ぶそうである。 何故、子供が生まれる前に姿を現すのかという事は 知られていないが、人間に危害を加えないでいて 命の誕生を祝ってくれているようにも見える。 なので、演技の良い怪火だと言われている。
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